河川に入ったアオサギ 市川市
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池の畔で日光浴をする成鳥 2002.8.16 岡山県
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干潟でダイサギ、コサギと共に採食しているアオサギ
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干潟の餌場へ飛翔 2000.10.1 谷津干潟
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アオサギ 種 名 コウノトリ目/サギ科/アオサギ 蒼鷺 Ardea cinerea jouyi Eastern Grey heron 時 期 本州・四国では留鳥あるいは漂鳥。北海道では夏鳥、九州以南では冬鳥。 形 態 雌雄同色 L930mm 日本に生息するサギ類で最大。 嘴峰107-130mm 翼長417-475mm 尾長157-188mm ふ蹠137-172mm 背面は灰色で、翼は青黒色。 前頸に黒色の縦斑が数本ある。 嘴は先端が鋭く尖っている。 成鳥の後頭部に青黒色の長い飾り羽がある。 鳴き声: 「グワーア」 生 態 分 布 旧北区、東洋区、エチオピア区。 繁殖分布: ユーラシア大陸とアフリカ大陸の温帯から熱帯にかけて繁殖分布する。 越冬分布: 北方に分布している個体は、冬、氷らない南方へ渡る。 日本では、北海道、本州、四国で繁殖。 営巣樹木が彼らの糞で枯れ、コロニーが減少している。 生息地 湖沼、河川、干潟、水田などに生息し、川の中州などにねぐらをもつ。 1羽から集団で眠る。 採 食 水の中に立ち止まって魚を待ちぶせしたり、ゆっくり歩いてるかと思うと瞬時に首を伸ばして、魚を嘴ではさんだり、 尖った嘴で魚を突き刺して捕食する。 警戒されないように横目でにらんで捕食することもある。 昆虫、両生類、甲殻類、小形の哺乳類も採食し、鳥類(アジサシなど)の雛を襲って食べることもある。 繁 殖 繁殖期、4-9月。 年に1回繁殖。 一夫一妻。 つがいはコロニーで営巣・繁殖する。 巣づくりは: 高木の針葉樹、落葉広葉樹の梢につくる。 主にオスが枯れ枝や枯れ草などの巣材を集め、 メスがその巣材を使って大きい皿形の巣をつくる。 親は巣の周りの狭い縄張り域を防衛する。 産卵: 1巣卵数、2-4日おきに1卵ずつ産卵し、2-5個。 抱卵: 雌雄交代で抱卵する。 孵化: 25-28日。 育雛: 孵化した雛は、数日間、雌雄交代で抱雛され、孵化後50-55日間は雌雄から給餌を受ける。 早くつがいとなった個体は、木の高い位置に巣を持つことができるため、コロニーへ急ぐ。 遅くれてつがいになった順に営巣の順位は下がり、低い枝へ、低い枝へ・・・と巣をつくることになる。 求愛ディスプレイは、オスが古い巣の上で、嘴を鳴らしたり、背伸びなどをする。 |
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