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成鳥冬羽 2002. 11 谷津干潟
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成鳥冬羽 2002. 11 谷津干潟
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種 名 チドリ目/カモメ科 ズグロカモメ 頭黒鴎 Larus saundersi Saunders Gull 時 期 冬鳥。 形 態 L320mm W850mm 嘴峰は短い。 雌雄同色。 夏冬異色。 成長の羽色はユリカモメに似ているが、嘴は黒色で短い。 冬羽は、頭部が白く、頭頂に黒色の2本線がある。 後頭部、目先、上面は淡い青灰色で、下面は白い。 成鳥の初列風切羽は、大部分が白く、先端は白と黒の斑がある。 足は暗赤黒い。 夏羽は、上頸から頭部が黒い。 足は赤い。 鳴き声:「キュ」「キュッ」と飛翔中に鳴く。 生 態 分 布 旧北区分布型。 ユーラシア大陸の中緯度地方東部からバイカル東部、ウスリーにかけての湖畔で繁殖し、 冬は中国東部沿岸から海域、台湾南部海岸に渡たり越冬する。 日本には、春期と秋期、まれな冬鳥として、北海道から沖縄県までの各地に少数が渡来する程度。 九州、沖縄ではよく見られる。 ユリカモメの群に混じって単独でいることが多い。 生息地 干潟、河口、海岸。 採 食 越冬地では、河口、内湾や入江の干潟の水辺を飛翔して餌を探す。 主にカニを好んで食べる。 繁 殖 繁殖地、繁殖地の環境、繁殖生態は、まだわかっていない。 絶滅指標 絶滅危惧種2類(VU) |
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ユリカモメの群に混じって、1羽いたズグロカモメ
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初列風切羽の黒と白の斑が見える 飛びたちのポーズ
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干潟の水域を飛び回ってカニを探す
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左からオオハシシギ、ズグロカモメ(嘴は黒くて短い)、ユリカモメ。
ユリカモメの群れに混じって1羽でいることが多いズグロカモメ |
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