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史 その他の争い・威嚇
翼や尾羽への攻撃・威嚇

ウミネコの縄張りは、一つがいにつき1メートル四方のため、隣の縄張りと非常に接近していることから、お互いに警戒し合って、翼や尾羽を嘴で挟む威嚇や、争い行動がよく見られます。

「縄張りに近づかないで」と注意を促すため、尾羽を嘴で挟みます。
縄張りへ接近し過ぎたり、侵入してきた個体の翼を挟んで引っ張りを加える攻撃もします。

大きく嘴を開き、大声を出すウミネコは、自分の縄張りを主張し、接近する個体への威嚇です。

翼を引っ張る争いは、嘴をかみ合って引っ張り合う争いのように激しい争いにはなりませんが、10分以上も翼を引っ張ることもあります。

その反面、ちょっと翼を嘴で挟み、「ここは私の縄張りだ」と注意を促す行動もみられます。

写真は、翼を引っ張って10分以上におよびました。

縄張りへ接近し過ぎたり、急に飛んできたりしたとき、翼や尾羽を挟まれます。

繁殖地にいる間、度々の戦いで、ウミネコの尾羽、翼などの傷みが激しい個体も多くなります。

縄張りの近くを通っただけでも追っかけて行って、尾羽を挟む個体も少なくありません。
嘴をお互いに引っ張り合っているとき、別の個体に翼や尾羽を嘴で挟まれることも多い。
交尾中でも威嚇されて...
密集した狭い縄張りで交尾中、オスが広げた翼が近隣の縄張りに触れることも・・・
交尾をしているペアには、争う意志がまったくない場合でも、近隣の縄張りから警戒され、威嚇されることがあります。

交尾中、近隣のウミネコに威嚇されたため、メスは驚いて振り向いた。オスはその反動で傾いてしまった。

メスは威嚇したウミネコをにらみつけただけで、争う意志はなかった。
オスは交尾を続けようとしたが、威嚇が激しいため、メスがその場から去ろうと方向転換したとき・・・交尾中のオスの翼へ威嚇してきた。
交尾には、いたらなかった。


ウミネコの縄張り意識は非常に強いため、交尾を中断して争いになることもあります。
交尾中でも縄張りへ接近したウミネコには...

縄張りの近くへ来たウミネコに対し、たとえ交尾中でも争いに転じます。メスはオスを落とし、勢いよく向かって行きます。それほど繁殖期のウミネコは縄張りに神経を使っています。

さまざまな威嚇行動
写真右 争い中、縄張りに接近しすぎた翼へ威嚇
写真左 巣に接近したウミネコへの威嚇
写真上 上空を通過する個体への威嚇
写真左 左上でにらみ合い、中ほどで求愛、その下では縄張り争い

ウミネコの求愛給餌

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