縄張り争い・威嚇・長鳴き、チョーキング
縄張り形成時、縄張りの取り合いから起こる「なわばり争い」です。
蕪島・太平洋側のパノラマ風景 ウミネコのコロニー(ウミネコの集団営巣地)
ウミネコの縄張り争いについて... |
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嘴(くちばし)を使って、噛み合う争い 縄張り争い時、嘴で相手の翼や尾羽を噛み、引っ張る争いもありますが、頭、首を噛む争い、嘴を噛み合って引っ張り合う争いは強烈。なかでも嘴を噛み合って引っ張り合う争いはとくに強烈。 |
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写真左 お互いに嘴を噛み合う場合 写真上 一方的に嘴を噛む場合 |
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争いは、引っ張られないように足を前に出して踏ん張り、翼開長1メートル20センチの翼を羽ばたき、その力を利用して、嘴で引っ張り合います。 ウミネコの大きな翼が羽ばたく風圧は、ヘリコプターが昇降時のように、枯れ草を飛び散らし、ウミネコの翼が地面をたたく音がパタパタパタ... と。 |
羽ばたきながらの引っ張り合いが2〜3分つづいた後、やっと嘴を放した。 | ||
嘴を放された個体は足が地面から浮いたため、尻餅。尾羽で転ぶのを なんとか防いぐ。 まだ、にらみ合ったまま。 ウミネコは引っ張り合っていた嘴を放すとき、わざと相手が引っ張る方へ更に力を加えて突きとばし、転倒させる離れ方もします。 お互いに離れた後、戦闘再開することも非常に多い。 尻餅をついたウミネコは、すぐに起き上がり、嘴を大きく開いて威嚇する。 |
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争いの後によく見られる「長鳴き行動」をします。 「長鳴き行動」の動作は、次の「長鳴き」をする動作と一連の動作です。 「長鳴き」の直前、頭を下げて股の下から覗くような格好(その格好は天橋立でも見るかのようです)をして、抑え気味の「ウゥー」という息詰まった低い声で鳴き、急に頭を振り上げ・・・ |
「長鳴き行動」 頭を斜め前方に出して、嘴を大きく開き、響く声で「アー ハッハッハッハッ ハーー」と長く鳴きます。 長鳴きの声は、トランペットの響く音のようです。 長鳴き行動は繁殖期、威嚇や縄張りを主張するときに見られます。 |
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この行動は「チョーキング」といって、 長鳴きの直後、首を前後・上下に激しく振りながら餌を食べているようなポーズをします。 「クァッ クァッ クァッ・・・」と鳴きながら、地面から数センチ上を嘴で突っつくような動作をする、この行動は、「ここが私たちの巣よっ!」と縄張りを主張する動作です。 |
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ペアで長鳴きして、縄張りを主張する。 | |||
侵入個体を追い出す争い | |||
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