ウミネコの生活史 なわばり争い-3
にらみ合いから争いへ
ウミネコの「つがい」はオス・メスのどちらか一方がいなくならない限り、生涯おなじカップルですが、
成鳥になって初めてペアになるとき、メスをめぐっての争い、縄張りを取り合う争いも。
左で、にらんでいるオスは、座っている個体の縄張りへわざわざ来て、挑戦してのにらみ合い。 | 「にらみつけ」いまにも飛びかかりそうな雰囲気。 | |||
ついに、にらみ合いから戦いへ突入! おたがいに胸を起こして立ち上がり、戦いが始まった。 | ||||
挑戦したものの、嘴を挟まれて頬をふくらませていた。 お互いに引きずられないように足を前に出し、力の限り踏ん張って耐える。 |
オスは、メスと縄張りを守るために必死。 お互いに嘴を放そうとせず、激しく戦う。 |
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複数の個体が縄張りをめぐって、戦っている個体と衝突。 |
「ここは、わたしたちの縄張りだ」と体当たりをする。 |
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お互いが威嚇・長鳴きをして、自分の縄張りを主張し合う。 | 自分の縄張りやメスを確保するために、複数の個体が戦う。 | |||
戦いに勝った個体が、好条件の縄張りやメスをもてるため、決着がつくまで激しく戦う。 個体同士は引っ張り合いから噛みつきへ。 喉に噛みつき、押し倒す。 次の作戦は足蹴り。 |
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おたがいに必死の争いで、5-6m四方が戦場化。 水掻きが破れるのでは??と、思うほど引きずり、翼が地面を打つ音がパタパタバタ、ピシッ ピシッと。 翼が起こす風圧..... とにかく強烈な争い! |
広範囲を移動して戦うため、よその縄張りに接近し、そこの個体が首に噛みついた。 3-4羽の争いにまで発展することも多い。 海上を軽快に飛ぶウミネコとは、とても想像し難い強烈な争いをする。 |
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争い中、嘴・首・胸・翼に噛みつく。 コロニーで、戦いに勝った強いオスが、メスや好条件の縄張りをもつことができることから、できることから、 子孫を残すために必死の争縄張り争いが絶えることなく続く。。 |
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挑戦してきたオスは、戦いに負けた。 勝ったオスは複数のオスとの戦いにも勝った。 | ||||
戦いに勝ったオスは長鳴きをして、誇らしげに自分の縄張りを主張する。 左右を見渡し、周りの個体に自分の縄張りを宣言していた。 | ||||
一方、戦いに負けた個体は、草を引っ張っていた。
ウミネコは戦いに負けたとき、石を突っついたり、草を引っ張る行動をし、負けた悔しさを紛らわしたり、照れ隠しする「草引き」という行動をします。 |
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他の威嚇や攻撃 | ||||
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