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 幼鳥の自立 離島
7月、若鳥は自立し、7月-8月も繁殖地を去る

雛から幼鳥へ そして自立した若鳥
親と別れ、砂浜で餌を探す若鳥。
自分で自然の餌を探し、食べて行かなくては生きられません。
先ほどまで親を追っていた幼鳥は、餌を求めて砂浜を元気に走る若鳥になりました。
体形を紡錘形にして、親に餌をねだっていたときとは違い、
あどけなさが残りながらも、一回り成長した若鳥に見えます。
ウミネコの成鳥は軽々と飛びたつことができますが、
若鳥に関しては、力強く助走ぎみに飛びたちます。
若鳥は水浴びをして、抜けた綿羽を洗い落としたり、
羽を洗って寄生虫を予防したりします。
若鳥同士が仲良く、餌をとったり、遊ぶ鮫海水浴場です。
兄弟同士、ここで出逢った仲間などと足並みを揃えて移動したり、餌を探して波打ち際を歩く。
やがて島を去って越冬地へ旅立つために、たくさん食べてエネルギーを蓄えます。
うち寄せる波をじょうずによけて、餌を探して食べる。 うち寄せて来る波が運んでくれた餌を食べる。
生まれ、育ててくれたた繁殖地の上空を飛ぶ若鳥。
気流をつかまえ、安定した飛行ができるようになりました。
繁殖地で皮下脂肪を蓄えた若鳥も、島を去る日が近づいてきました。
疲れ果てた親鳥の死
7-8月の旅立ちを目前にして、命を落とした親鳥の死骸が、波打ち際に複数ありました。
親鳥は繁殖地で縄張り争いや、敵から雛を守ったり、給餌などの子育てをしてきました。
子育てに精根を使い果たして死んでゆく親鳥は、旅立ちを前にして少なくありません。

親鳥の死骸を、じっと見つめていた若鳥の親かも知れません。

7月から8月、繁殖地を去る
繁殖地で過ごしたウミネコは、7-8月、旅立ち。

若鳥の成長を見とどけた成鳥たちが島の沖合へ飛びたった後、
つづいて若鳥たちが飛び、島から旅立ちます。

7月-8月、島にとどまる一部のウミネコを除き、成鳥も若鳥も島を去り、
翌年の春、再び蕪島に戻ってくるまで、静かな島となります。

ウミネコの移動経路

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