島 西海岸

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ウミウ・ヒメウ・ウミスズメ | 天売島・西海岸の断崖風景・観音崎 - 赤岩 | お奨めの施設

天売島の西海岸は切り立った断崖絶壁で、8種20万羽以上の海鳥が繁殖している。
赤岩付近の断崖上部にある緩やかな傾斜地はウトウの世界最大の繁殖地で、
全世界の個体数の約30%、17万つがいが繁殖している。
また、ウミネコ、オオセグロカモメの繁殖地にもなっている。
赤岩、屏風岩ではウミガラスが繁殖していたが、近年、繁殖はゼロとなった。
断崖の中間部ではウミウ、ヒメウ、ケイマフリなどが営巣している。
ウミガラス、ウミネコ、ケイマフリの個体数は年々、減少する一方。
ウミウ、オオセグロカモメの個体数は増加している。

観音崎展望台・千鳥が浦方面

観音崎展望台

ウミネコのコロニーがある観音崎。
天売島の西海岸は観音崎から赤岩まで、百数十メートルの断崖絶壁が続く。

屏風岩展望台 海鳥観察舎からの眺め

海鳥観察舎

この写真、左下はカブト岩(高さ約 30m)、観音崎方面につづく断崖・岩礁。
ウミガラス、ケイマフリ、ウミウ、オオセグロカモメが繁殖する。
屏風岩展望台は岬の突端にあり、海鳥観察舎に望遠鏡が設置されている。

屏風岩にはウミガラスのデコイ(模型)を設置し、
激減したオロロン鳥の復帰へと、環境省は努めています。

赤岩展望台 天売島のシンボル 赤岩

赤岩

天売島のシンボル、赤岩は矢尻が立ったような岩で、標高48メートル。

以前はオロロン鳥が4万羽以上もいましたが、
現在、赤岩付近と屏風岩を合わせて20羽前後がで生息しているだけ。
海鳥減少の要因は、海鳥の採食海域で魚類乱獲・混穫で海鳥が減少の一途に加え、
野良猫、カラス、オオセグロカモメの増加も海鳥減少を加速している人為的要因。
過去、マナーの悪い観光客が赤岩にいるオロロン鳥群に物を投げて鳥が飛ぶ姿を見物したとか。

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